流し台の下の水漏れ!原因と対処法、業者を依頼する時の注意点について解説します

台所や洗面所、風呂などの流し台の下から水漏れが起こって床が水浸しに・・・修理の必要?業者を呼ぶべき?自分で対処できる?

何をどうしたら良いかわからず慌ててパニックになりやすい家の中での水漏れですが、よくある原因や対処法について前もって少しでも知っておくことで落ち着いて必要な対応が出来るようになります。

そこで今回の記事は、流し台の下で起こる水漏れについて考えられる主な原因や自分で出来る対処法の手順を中心に解説してまいります。是非最後までご覧いただき、参考にしていただければ幸いです。

流し台

流し台の水漏れを発見したらまずやること

突然、水漏れによってどんどん水浸しになっていく状況を目の当たりにすると焦ってしまいますよね。しかし水漏れは早く対処することが必要で、特にマンション等の集合住宅に住んでいる場合はそのまま放置して被害が広がり共用部や他の部屋まで浸水してしまうと損害賠償の請求など大きなトラブルを引き起こす事例もありますので注意が必要です。

賃貸にお住まいの場合、設備の老朽化や不具合が原因で起こった水漏れであれば貸主が費用を負担して対応することになりますので、すぐに管理会社や大家さんに連絡をし、契約している業者に修理や点検の依頼を行いましょう。借主が排水口や排水管にゴミや異物を詰まらせたり破損させたりといった入居者の過失によって起こった水漏れの場合は、当然自分で費用を負担する必要があります。

持ち家の場合は集合住宅であれ、戸建てであれ、基本的に自分で対応する必要があります。ひどい水漏れであったり原因の箇所が分からない場合は専門の業者へ速やかに連絡をし依頼することが賢明ですが、状況によっては手に入りやすい部品の交換など自分で対処や応急処置ができる可能性もあります。

水漏れは発生している箇所の特定が重要!

水漏れの量や勢いが少なく自分で対処できるかも知れない、と感じる場合、まずは発生個所を探し、特定することが重要となります。

シンクの下に収納している物をすべて出し、流し台の水漏れで主に考えられる以下の箇所を確認して下さい。

排水トラップからの水漏れの場合

排水トラップとは流し台の下のタンクのような形をした箇所で、ここから水が漏れている場合の一番多い原因は接続部のパッキンの劣化です。流し台との繋ぎ目、排水パイプ(排水ホース)との繋ぎ目の2か所にゴムパッキンがあるので、劣化していないかチェックしましょう。

経年劣化をしたゴムは固くなり隙間ができる為、そこから水漏れが起こります。使用期間が10年を超えている場合は劣化している可能性が高いと言えます。

ゴムパッキンはホームセンターやAmazon等で数百円程の価格で購入することが出来ますし、自分で交換すれば費用をかけずに修理が行えます。サイズが同じ物なら基本的に使えますが、キッチンのメーカーや型番を調べて購入すると安心です。

■ゴムパッキンの交換方法、流れ

1.濡れないようにタオルを下に敷きバケツを用意し、排水トラップと流し台の繋ぎ目にあるナットを緩める。(固い場合は入水栓ナット等の専用の工具が必要となります。)

2.ナットが外れたら排水トラップを上に持ち上げ、古いパッキンを外して新しい物と交換する。

3.排水トラップを元の位置に取り付けナットを締め、水道から水を流して水漏れしなければ完了!

排水パイプ(排水ホース)からの水漏れの場合

排水パイプ(排水ホース)は排水トラップと床下の排水管を繋いでいる管の部分のことです。ここからの水漏れは主にパッキンの劣化、ナットの緩み、床下排水管との接続不良、排水パイプ(排水ホース)の損傷、配管のつまりが考えられます。

対処の方法を選ぶには、パイプ(ホース)自体から水が漏れているのか、それとも各接続部からの水漏れなのかを確認する必要があります。

パッキンの劣化であればトラップと同様に自分で交換し、ナットの緩みならきつく締め直すことで解決します。また、排水ホースの場合、床下の排水管との接続部がずれてしまったりホースが抜けてしまうことがあるので、その場合は正しい位置に直します。

パイプ(ホース)が損傷している場合は交換するか、ホームセンター等で補修パテやビニールテープを購入し傷や穴が開いた部分を修理します。

また、キッチンは油や汚れ、食材等で配管が詰まりやすい為、水が逆流して水漏れが生じるケースがあります。

その際は市販のパイプクリーナーを使ったり、排水口のフタを取り外し雑巾やトイレの詰まりに使うようなラバーカップで塞ぎ固定してお湯や水を溜めて一気に引き抜くことで詰まりや汚れが取れる場合がありますのでお試し下さい。

給水管(給湯管)の水漏れの場合

止水栓に使われているパッキンの劣化によって給水管(給湯管)から水漏れが起こることもあります。元栓を閉め水を止めることができますが、そうするとすべての水が使えなくなるのでパッキンの交換が必要です。この箇所の交換は自分で行うには少し難しいので、業者へ相談するのがおすすめです。

給水管(給湯管)の接続部から水漏れしている場合には、ナットの緩みやパッキン、シールテープの劣化が考えられます。ナットの締め直し、パッキンやテープの交換をしてみて下さい。

蛇口、水栓の水漏れの場合

最後に、蛇口や水栓の水漏れの場合は設備の故障や接続部の不具合が原因である可能性が高いです。パッキンやコーキング(シーリング)剤の劣化によるもので、新しい物へ交換することで解消されることがあります。

コーキング(シーリング)剤はホームセンターやAmazon等で購入し自分で補填することが可能です。

原因が見つからない場合は業者へ依頼しましょう

以上の点を調べても異常が見つからない、あるいは水漏れが直らない場合は流し台自体が損傷している可能性があります。他の部分に故障や不具合がある場合もあるので、シンクごとの交換やリフォームを検討する必要も出てきます。

また、紹介した対処法も自分では自信がなく無理、どこから水が漏れるのか判断できないといった場合、簡単な作業であってもプロの業者に依頼すれば点検、調査、修理をしてもらえますので気軽のご連絡下さい。

作業にかかる料金の相場は作業の内容によって数千円~数万円と幅があります。リフォームを行う場合は工事の施工となり費用も高額になります。見積もり無料の業者は多いですが、出張料や追加費用を後から支払いを請求されることもあるので、事前に必ず確認しておくことが大切です。

まとめ

流し台の下や排水口の水漏れは、場所や状態によって自分で対処できる場合があります。このサイトのコラムを含め、様々な対処法が多く紹介されていますので、ぜひ情報を収集して落ち着いて対応していきましょう。

水回りは水漏れの問題が発生しやすく、予防するためにも普段から流し台や排水口の掃除をしっかりと行い、内部の見えない箇所は定期的な点検もお願いしたいところです。

富山県で活動しております当社はメールで状況を詳しく教えていただければ、原因を考えて対処法をお伝えするサービスを行っております。メールで解決すればお客様に費用はかかりませんのでお気軽にご連絡いただければ幸いです。

もちろん富山県のエリアであれば直接お伺いすることも可能です。

水まわりに関連する様々な質問やご相談も受けておりますので、わからないことや困っていることがありましたら問合せフォームまたはお電話にてご連絡下さいませ。