住まいのトラブル「水漏れ」は損害賠償請求に発展する可能性が!詳しく解説します
賃貸住宅であっても購入したお部屋であっても、集合住宅にはトラブルが隣り合わせ。代表的なものに騒音やゴミ出し問題などがありますが、中でも水漏れに関連するトラブルは高額な損害賠償請求に発展し、支払いを負担しなくてはならないことがあります。
そこで今回の記事では、集合住宅で起こりうる水漏れによる損害賠償請求について紹介いたします。加害者、被害者のどちら側になった場合でも知っておいて損はない内容ですので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
漏れの損害賠償は誰が負う?賠償金の相場は?
水漏れの場所や原因によって異なる!
水漏れによる損害賠償請求の多くはマンションやアパートといった集合住宅で発生しています。そしてこの場合、集合住宅の共用部分なのか、個人の部屋(専有部分)なのか、どこで起こった水漏れなのか、何が原因なのかによって責任の所在は異なります。
主な共有場所としては、マンションのエントランス、廊下、階段、エレベーター、自動ドア、躯体などが挙げられますが、これらの場所で起こった水漏れに関しては建物の管理会社や大家が責任を負い、個人の部屋のキッチンや風呂、洗濯機、トイレ等、その部屋に入居している住人の故意または過失によって起こした水漏れについては部屋の住人が賠償し費用を支払わなければなりません。しかし水漏れの原因が元々備わっていた設備の老朽化や不具合であった場合には変わってきます。
損害賠償請求において水漏れの原因をしっかりと特定し、責任の所在を明らかにすることが非常に大切です。
賠償金の相場
水漏れによる賠償金の金額は、損害の範囲や被害の状況によって大きく変わってきます。
クリーニングで済むこともあれば、大規模な工事が必要になる事もあるからです。
漏水により使用できなくなってしまった家具や家電、衣類などは金額がある程度分かりやすいのですが、物によっては価値がわかりにくく賠償が難しい場合もあります。
また、部屋が水浸しで住めない状態となりしばらくホテル暮らしを余儀なくされるケースもありますが、この場合はホテルのランクによって金額に幅がある為、宿泊するホテルが妥当な金額のものなのか判断が難しくなります。
その他、天井や床のリフォームが必要になってしまった場合、原状回復にかかる工事費用はかなり高額になることが想定されますし、引越しをしなくてはならない事もあるでしょう。
このように、水漏れによる損害賠償の金額の相場はどれくらいとは一概に言えず、その料金を決める際にも様々な判断が必要となり、弁護士に依頼して裁判に発展することもあるくらい簡単に決めることが難しいのです。
慰謝料の請求
水漏れは基本的に物損事故であり、慰謝料の請求はできません。しかし例えば上の階のトイレの故障により階下へ汚水が流れたといった場合、通常の水漏れ以上に精神的な苦痛を受けます。このようば場合、損害賠償請求とは別に慰謝料の請求が行われたケースもあります。
他にも、思い出の品が破損しお金や代替品では解決できず慰謝料を請求したいといった事もよく聞かれます。
慰謝料の問題は概ね加害者と被害者の間の交渉で過失を認め「加害者が被害者に対して行う誠意の証明」として、支払いに応じるか否かの判断が追及されます。
水漏れの主な原因
住人の不注意による水漏れ
掃除や管理を怠って水を詰まらせた、お風呂やベランダの水を出しっぱなしにしていた・・・
このように住人による故意または過失によって起きる水漏れは、集合住宅で起こる水漏れの主な原因の一つとなっています。
そしてこの場合、一般的に責任はすべて住人が負わなければなりません。他の部屋や下の階で被害が与えてしまった際には、損害賠償請求をされる可能性が非常に高いため、日頃から水を使用する時には注意し、排水口の周りに物を置かない、排水管の掃除はマメに行うなど気を付けて生活しましょう。
設備の老朽化や不具合による水漏れ
マンションでは給排水管の経年劣化や不具合によって水漏れが起こることもよくあります。
そしてその給排水管が専有部にある場合は部屋の住人が対処しなければなりませんし、共有部であれば管理会社や大家に修理や修繕の対応を任せます。
一人暮らしの若者などは給水管の状態など気にしない方が多いと思いますが、トラブルを防止するためにも水道の蛇口や給湯器などを使用していておかしなところがあれば必ず確認するようにしていただきたいものです。
他にも業者の施工ミスが原因で水漏れが生じるケースもあることから、場所だけで安易に責任の所在を決めつけず、特に損害賠償請求が起こりそうな状態であればしっかりと調査を行い、原因をつきとめなければなりません。
水漏れに備えて必要なこと
保険の契約内容を確認しよう
水漏れの加害者と被害者、どちらになった場合も保険に加入していることはとても重要です。
賃貸の場合は物件に入居する際に火災保険などに加入しているはずですが、今いちど契約内容を確認してみましょう。
契約している内容によっては水漏れや水害の被害に対する修繕費用が出たり、特約に入っていれば加害者となってしまい、もし損害賠償請求をされてもその費用を補償してもらえる可能性があります。
その他に家財保険なども加入していれば、保険が適用できる範囲について事前に確認しておくことで被害にあった際にも慌てず安心して対応することが出来ますね。
保証の条件は細かく決められている場合が多いので、困った時にちゃんと使えるよう見直しも大切です。
連絡先を確認しよう
水漏れが発生した場合、マンションの管理会社、保険会社、修理を行う業者への電話し報告することが必要になります。
そのため、それぞれの連絡先を前もって登録しておき速やかに連絡できる状態にしておきましょう。
修理を行う業者とは、具体的には水道や電気、水漏れの修理を行う専門の業者です。先述した通り、水漏れは原因を明らかにすることが重要ですので、専門家に依頼をしてしっかり見てもらい処置や作業をしてもらうこと、そして後に備えて対策や対処法について相談しておくこともおすすめです。
水道管などの水漏れは意外と自分で対処が可能な場合があり、方法を把握しておくと被害の拡大を防ぐ事にも繋がります。
富山の水漏れのトラブルは配管のプロである清水配管工事にお任せください!
平成7年4月より配管工を始め、約四半世紀配管屋としての仕事事している清水配管工事は富山県砺波市に事務所を構えております。
水漏れや雨漏りなど、住まいで起こりやすい突然のトラブルにしっかり対応しますので、お困りの際は是非ご連絡をいただければ幸いです。
また、ご自身で行える修理の手順をお伝えするサービスも行っています。メールの対応で修理できた場合には相談料は無料で修理費用も発生しませんので、どうぞお気軽にお問い合わせフォームまたは直接お電話にて状況をお知らせ下さいませ。質問も受け付けております。
ブログにも様々な水漏れの事例や対処法といった役立つ情報を記載した記事を掲載しておりますので、ぜひお時間がある際にお読みいただければ幸いです。