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エコキュートの室外機から水漏れが起こる原因と対処法を解説します

省エネ性の高いエコキュートを利用されている家庭が増えています。

そこで今回の記事では、エコキュートの概要と水漏れが起こる原因、自分でできる対処法について解説します。

どうぞ最後までご覧ください。

エコキュートって何?

エコキュートとは、再生可能エネルギーを活用した給湯器で、正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と言います。

電気代の安い夜間に電力を使ってお湯を沸かすため非常に省エネで、ガスの給湯器よりもコストを抑えられることから、電気代が高騰している近年は特に高い注目が集まり、パナソニックやダイキン、日立、東芝、三菱といった大手電機メーカーでも多く製造されています。

エコキュートの仕組み

エコキュートは貯湯ユニットとヒートポンプユニットに分かれており、貯湯ユニットはその名の通りお湯を貯めておくタンクです。

ヒートポンプユニットはエアコンの室外機に似ていますが、屋外の空気から熱を集め、その空気の熱をお湯を沸かす際に利用します。

それにより電気のエネルギーは少なく、効率的に運転することが可能になります。

エコキュートの水漏れの症状

そんなエコキュートですが、前触れなく突然トラブルが起きたり故障することがあります。

お湯が出なくなったり、お湯切れに関連したエラーコードが出たり、心あたりがないのに電気代や水道代が高くなった等の症状がある場合、室外機(ヒートポンプユニット)で水漏れを起こしている可能性があります。

エコキュートの水漏れ原因

エコキュートの室外機で水漏れが起こる主な原因をいくつか、以下に紹介します。

<結露>

エコキュートの室外機の下が濡れて水浸しになっている場合、排出される空気と外気温に差があると結露が発生していることが考えられます。

冬場は雪や霜で濡れることがありますが、自然と乾いた場合は正常な状態なので問題ありません。

<寿命>

エコキュートの耐用年数は定期的にメンテナンスを実施した上で一般的に10年~15年程度と言われています。

耐用年数を超えている場合は修理をしても別の箇所が故障する可能性も高く、安全に使用するために買い換えを検討しましょう。

<配管の損傷>

定期的に掃除や手入れ、メンテナンスを行っていないと、耐用年数が経っていなくても配管や部品などが早く劣化し、損傷してしまうこともあるため注意しましょう。

<凍結による配管の破損>

寒い地域にお住まいの場合、凍結によって配管が破損してしまうケースも少なくありません。

メーカーによって凍結防止運転の機能や凍結防止ヒーターが付いていると思いますので、必ず対策しましょう。

もし凍結してしまった場合は自然凍結が一番良いですが、急ぎの場合はぬるま湯でゆっくり溶かすことをおすすめします。熱湯は破損の可能性があるため絶対に使用しないで下さい。

<接続不良>

配管の接合部が外れて水漏れが起こることもあります。特に室外機を移動させる際に起きやすく、そのため移動させたい時はプロの業者に依頼しましょう。

<排水ホースの詰まり>

排水ホースにゴミや異物が混入して詰まっていたり、不具合があると水漏れが起こってしまいます。

もし排水ホースが外れていたら業者に依頼してつなぎ直してもらいましょう。無料で対応してくれる可能性があります。

ホースがきちんとつながっているにも関わらず水が漏れているようなら業者に点検してもらい、適切な修理や処置をお願いしましょう。

エコキュートの室外機が水漏れした時に自分で出来る対処法

エコキュートの室外機が水漏れを起こした場合は業者に依頼することが大切ですが、業者が来る前に自分で対処しておくことでよりスムーズに修理が進むというメリットがあります。

1.水漏れの箇所をチェックする

水漏れが起こっているのがどこの部分か確認できていると、業者に説明しやすくすぐに修理に取り掛かってもらいやすくなります。

ヒートポンプと貯湯タンクをつないでいる配管やヒートポンプ内部の配管で水漏れしていることが多いです。

2.エラーコードを解除する

エラーコードが表示されている場合、取扱い説明書を参考にして解除または再起動させてみましょう。

もしかしたらそれだけで解決する場合もあります。

3.エコキュートの電源を落とす

水漏れの被害を広げないために、エコキュートの電源を落とし、止水栓も閉じておきましょう。

そのまま放置しておくと電気代や水道代がどんどん高くなってしまいますし、故障した状態が悪化してしまう可能性もあるためです。

4.保証期間を調べる

エコキュートはほとんどのメーカーで無料の保証期間が設けられていると思います。

もちろん、保証の期間が過ぎていても有料にはなりますが修理はしてもらえますが、念のため確認しておきましょう。

エコキュートの修理費用の相場

エコキュートの室外機が水漏れした時、修理にかかる費用は修理や工事の内容によって大きく違います。

配管や部品の交換であれば約1万円~7万円前後が目安となり、中でも配管からの水漏れであれば比較的簡単な修理で済むケースが多いため費用は安くなる傾向にあります。

一方で内部の配管や部品の交換となる場合は高くなります。

本体を交換しなければならなくなると、新しい商品を購入し直す必要があるため20万程度かかってしまう可能性があります。業者に見積もりをもらって検討して下さい。

依頼する業者は実績が豊富にあり、利用者からの口コミが良いかどうかもチェックしておくと安心です。対応できる時間やエリア、来てくれる早さ、質問や相談への対応や修理の施工の方法、流れなども確認しましょう。

まとめ

今、注目のエコキュートですが水漏れを起こすことがあり、安全に使い続けるためには定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。

もし点検をした時に上記で解説したような症状を見つけたら、水漏れを疑って販売店や信頼できる業者に早めに連絡しましょう。

また、その際に被害を拡大させないよう自分で出来る対処を行いましょう。

床下浸水の原因は水漏れ?考えられる原因と放置のリスク、対処法を解説

家庭で起こる水漏れのトラブルの中でも「床下浸水」は非常に厄介なもの。

「外出先から帰宅したら床下が水浸しになっていた!」

なんて場面、想像するだけでもパニックになりますよね。

また、床下浸水は他の水漏れと比べて自分一人ですべて対処し解決することは難しいケースがほとんどです。

とはいえ、何もせずに時間を置いてしまえば被害や問題が拡大してしまいます。

そこで今回の記事では、水漏れで床下浸水が起こってしまう原因やそこから発生する問題、専門業者が到着するまでに行うべき対処の方法などについて解説してまいります。

いざという時に適切な行動をとれるよう、ぜひ最後までご覧いただき参考になればと思います。

床下浸水の主な原因

床下浸水はなぜ起こるのでしょうか。

実は水漏れ以外にもさまざまな原因で発生することがあります。

以下に主な原因を紹介していきましょう。

給排水設備の劣化

床下浸水で最も多い原因として考えられるのは、給水・排水設備の劣化や不具合による水漏れです。

築年数が古い場合は老朽化により配管やパッキンが劣化してひび割れが発生したり管のつなぎ目から漏水する可能性がありますが、実は新築の場合でも配管の施工不良などが原因で水漏れを起こすケースがあるため注意が必要です。

特に排水管は劣化や詰まりなどが生じやすいため、日頃から対策としてメンテナンスを行っておくことがとても大切ですし、地震などの災害があった後に地盤がゆるんだり水道管を損傷させている場合がありますので点検を実施することをおすすめします。

雨水

家の外壁の内部に雨水が入りそれが床下まで浸水したり、基礎コンクリートの打ち継ぎ部からの浸水、換気口や通気口の位置が低いとそこから雨水が入って浸水することもあります。

また、施工不良として雨水を排水するための水抜き穴を塞ぎ忘れているという可能性も。

台風の豪雨の後や建物の周りに雨水が溜まっている場所があったら、浸水していないかを確認するようにしましょう。

結露

水はけの悪い敷地や基礎断熱を施している住宅の場合、換気が出来ておらず床下に結露が発生して床下浸水を引き起こしているケースもあります。

床や壁、壁紙などにも結露が広がることが多いことから、これらが気になる場合は床下から結露が発生している可能性が高いです。

シロアリ

湿気で木材にカビが生えたり腐朽するとシロアリなどの害虫を誘引しやすくなります。

湿度が高い床下はシロアリの生息にはもってこいな環境。

シロアリ被害によって木材がボロボロになると、そこから床下浸水はもちろん、家屋の倒壊など甚大な被害へとつながる可能性が高くなります。

地盤変化

大きな地震があった際、地盤沈下や液状化現象のニュースを目にした方も多いかと思います。

住んでいる地域の地盤の状態によっては地震によって地下水が噴き出したり、あるいは近くで大規模な工事があると、それによって地盤変動が起こって地層が高くなり、地下水が流れ出して床下に浸水してきます。

床下浸水で起こり得る被害

床下浸水を放置してしまうとカビが繁殖や木材の腐食、シロアリの発生、断熱効果や自宅の耐久性の低下、漏電、感染症などの問題を引き起こします。

床下だけではなく家全体、そして健康被害や事故の要因にもなり得るため、絶対に放置してはいけません。

また、補修にかかる費用もその分高額になってしまいますので注意が必要です。

戸建てではなくマンション等の集合住宅にお住まいの場合は、階下や別の部屋へ被害が広がってしまい、損害賠償の請求に発展する恐れもあります。

そのため、すぐに大家さんや管理会社へ連絡を入れることも重要です。

業者が到着する前に自分で行える床下浸水の対処法

床下浸水に気付いたら、放置をせず早急に業者へ依頼する必要がありますが、到着するまでに自分でできることも多くあります。

被害を広げない、業者に状況を伝えることで原因の特定や調査などに対し早く処置ができる等のメリットも多いため、可能であれば試してみて下さい。

1.蛇口をすべて閉める

まず、キッチンや風呂、洗面所、トイレ、洗濯機、屋外にあるものも含めすべての蛇口を閉めます。

その上で水道メーターを見てまたメーターが回っている場合は水漏れが起こっていると考えられます。

2.止水栓を閉める

どの部分で水漏れが起こっているのかを調べるために、すべての止水栓を一気に止めるのではなく、一箇所ずつ閉めながら水道メーターの動きを確認します。

メーターが止まったところの配管で水漏れが起こっていると考えられるためです。

すべて閉めてもメーターが止まらない場合は、雨水や結露など他の原因で床下浸水が起こっていると考えられます。

ここからは専門の業者の知識や技術がないと確認が難しいため、自分で無理に何とかしようとせずプロに任せましょう。

3.排水

あとは出来る限り床下にたまっている水を排出、泥を除去する作業を行います。

少量であれば雑巾やスポンジに水を含ませてバケツに入れていきましょう。

水が多量だったり範囲が広い場合、もしあれば家庭用の排水ポンプを使用して排水すると早いです。

4.乾燥

床下浸水の原因が分かり被害が少なく解決できた場合は、排水を行ってから乾燥させることも忘れずに行うことが大切です。

扇風機やサーキュレーターで全体に風をあてて乾燥させるのが良いでしょう。

乾燥には数日から1週間程度かかりますので、すぐにやめずにしっかり乾燥させることがポイントとなります。

床下浸水時の業者の選び方

床下浸水は原因によって依頼先が異なります。

水道管からの水漏れであれば水道工事業者、構造上の問題であればハウスメーカーや工務店などに相談することが適していますが、原因が分からない場合はまずは水道工事業者へ依頼しましょう。

その時の選ぶポイントですが、すぐに来てくれること、実績が豊富であること、見積もりを無料で受付ていることをチェックしてみて下さい。

水漏れや床下浸水に気付くのがいつも平日や日中であるとは限りません。夜間や休日でも対応してもらうことが可能な会社だと安心です。

また、水漏れの原因を突き止めて直すことはもちろんですが、実績豊富な業者は他の箇所で異常があるかどうかを合わせて確認したり、今後のメンテナンスを請負ってくれる所も多いため、そういった信頼できる業者を選びたいです。

見積もりについては電話やメールだけでは正確な見積もりを出すことは出来ないため、直接現場を見る出張見積もりが必要です。

とにかく急いで直したいという気持ちは分かりますが、施工する前に見積もりをしっかり出してもらうことでその後のトラブルを予防することも出来ます。

また、床下浸水の修理の後にはしっかりと清掃することも重要ですので、別で清掃業者に依頼が必要となることがあります。

床下の掃除、乾燥、消毒の散布、消臭といった作業を確実に処理してもらうために、床下清掃専門の業者に依頼することをおすすめします。

床下浸水の状況によって部品の交換で済む場合もあればリフォームが必要となる場合もあります。

まとめ

以上のように、床下浸水にはさまざまな理由があり、放置することで健康や暮らしに大きく影響することがありますので要注意です。

また、残念ながら水道業者や清掃業者、リフォーム業者には悪徳業者がいるのも事実。そのため、業者選びに失敗しないためにもご紹介した3つのチェックポイントや実際に利用したお客様の口コミ等の情報も必ず調べてから検討されることをおすすめします。

この他にも、水漏れ時の応急処置の具体的な工程や修理にかかる料金の相場や目安など、水漏れに関連したさまざまな疑問に対する説明やお役立ち情報を本コラムにて紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧いただければと思います。

水漏れで床が腐る!?賃貸の場合の対処法や責任はどうなるのかを解説

水漏れは家のトラブルの中でよく起きるものの1つですが、賃貸のアパートやマンションにお住まいの場合、設備への影響や他の住人への被害の拡大など特に心配が大きいかと思います。

水漏れはどこでどれくらい漏れてしまったのかによって被害の内容や状況は異なりますが、家電が故障したり、壁や床にカビが発生し気付かず放置してしまうと腐るような事態につながってしまう可能性もあります。

このコラムではさまざまな水漏れに関連する悩みや対処法について紹介しておりますが、今回の記事ではこの賃貸の水漏れによって床が腐ってしまった場合の対処法や負うべき責任などについて解説してまいります。

どうぞ最後までご覧いただき、もしもの時の参考にしていただければ幸いです。

賃貸の床が水漏れで腐ってしまった時の対処法

賃貸物件の部屋で水漏れが起こり、気付かずに時間が経過してしまった場合、フローリングなど床材が腐ってしまうことがあります。

そのため、水漏れを見つけたら出来るだけ早く対処することが重要です。

以下に水漏れの際の対処法を順番にご紹介しますので、まずは落ち着いて対応していきましょう。

1.どこで水漏れが起きているのかを調べる

まずはどこから、どの部分から水が漏れているのかを特定することが大切です。

家の水漏れは排水管、給水管のどちらかで起きていることが多く、以降の対処方法が変わってきます。

主な見分け方として、漏れてきている水が透明で臭いが無ければ給水管、茶色く汚れていたり臭いがある場合は排水管からの場合が多いです。

<給水管からの水漏れの場合>

すぐに元栓や止水栓を閉めます。台所や洗面台は排水管の所に止水栓があり分かりやすいですが、分からない場合は全体の水を止める元栓をしめなくてはなりません。

元栓は玄関付近に設置されているメーターボックスの中や駐車場付近の床下にある場合が多いです。

しかし集合住宅の場合、他の部屋の元栓も一緒に並んでいることが多く、部屋番号と間違わないよう気を付けなければなりません。

また、部屋番号がふられておらずどれが自分の部屋のものか分からない場合には、必ずしめる前に大家さんや水道会社の業者に確認をしてから作業するようにして下さい。

<排水管からの水漏れの場合>

トイレやキッチン、風呂などの排水管からの水漏れの場合、漏れてくる水は汚水になりますので、より早めに応急処置を行う必要があります。

バケツや洗面器などを漏れてくる箇所に置き、水が広がらないようにしましょう。置けない場合はタオル等を置いて広がりを防ぎます。

給水と違い水を使わなければ排水が流れることはありませんので、水漏れを発見したら使用を中止します。

2.大家さんや管理会社に連絡

上記の作業を行いながら大家さんまたは管理会社に早めに連絡を入れ、水漏れの状況について説明し必要な対応について指示を受けましょう。

契約している修理業者がある場合もありますので、確認、相談の上で業者に依頼する必要があります。

また、水漏れの状況の写真を撮っておくことも大切です。

状況を伝えやすいことはもちろんですが、後に何か問題やトラブルに発展してしまった際にも活用できる可能性もあるためです。

3.業者の選定と日程調整

大家さんや管理会社から業者を指定された場合は、依頼してもらえるか連絡先を教えてもらえるかと思いますが、そうではない場合は自分で業者を選ばなければなりません。

インターネットで検索して実際に利用したお客様の声や口コミの評判の良いところ、営業所が近くにありすぐに駆けつけてくれるところから選ぶと良いでしょう。

対応時間外やスケジュールの関係ですぐに来てもらうことが難しい場合には、出来るだけ早い日程で調整できるよう幾つかの業者に聞いてみましょう。

また、既に床の腐食がある場合には床材の交換などの修繕作業も必要となりますので、対応が可能かどうか確認する必要があります。

どれくらいの料金がかかりそうか、見積もりを出してもらうことも忘れないようにしましょう。

賃貸の床が水漏れで腐ってしまった時の責任は?

前置きが長くなってしまいましたが、水漏れにより賃貸の部屋の床が腐ってしまった場合、その責任の所在や修理にかかる費用はどれくらいか、その負担は誰がするのか、ということについて説明します。

まず、水漏れの原因が設備や部品の経年劣化など入居者の故意によるものでない場合は貸主の負担となりますので、入居者は責任を負うことはもちろん、費用の負担をせずに済む可能性が高いです。

この場合、水漏れで被害を受けた家財などに対する弁償を請求することも出来ますので、先述したように証拠となる写真を撮っておきましょう。

一方で入居者が設備を損傷させたり壊してしまったり、水の止め忘れ等による水漏れの場合には、入居者責任となります。

また、明らかな不具合に気付いていたのに対処せずに放置していたり、大家さんに言わずにいたといった場合にも入居者の過失であると見なされる可能性がありますので日頃から注意しましょう。

入居者責任となる場合、入居する際に加入した火災保険を確認しましょう。水漏れの原因によって保険が適応できるケースもあります。

ちなみに水漏れではなく冬の結露で床が腐る場合もありますので、結露の多い部屋の場合は対策をすることが大切です。

水漏れによる床の腐敗を防ぐために設備の点検は定期的に行いましょう

水漏れだけでなく床が腐り張り替え等が必要となると高額な費用がかかってしまう恐れがあります。

また、集合住宅の場合は他の部屋や階へ被害が拡大してしまうと、損害賠償請求をされ裁判沙汰にまでなってしまうこともあります。

このような事態にならないためにも、日頃から生活の中で家の設備や床、壁なども含めて何か不具合を感じたら、小さなものでも放置せずに早めに大家さんや管理会社に報告をしておいたり、悪化しないよう応急処置を施したり、こまめに掃除するなど対策することが大切です。

また、何かあった時に依頼をする業者を前もっていくつか選定し、電話番号を控えておくこともおすすめです。

24時間受付などのサービスがある業者やすぐに来てもらえそうな近くのエリアの業者など、実績や評判などの情報を収集して探し、ピックアップしておくともしもの時に安心ですよ。

水漏れの修理にかかる費用はどれくらい?ケース別の相場や自分で直す方法も紹介します

水漏れが発生し業者へ修理を依頼する場合、費用がどれくらいかかるのか心配になりますよね。

水漏れ修理の費用というのは、水漏れを起こした場所やその原因によっていくらになるのかは違います。

今回の記事では、そんな皆さんが気になる水漏れのケース別修理費用について解説します。

詳細な状況や依頼先の業者によっても料金は変わりますので、あくまで「目安」として参考にしていただければと思います。

水漏れの主な原因と修理費用の相場

それでは水漏れが起こった場所別に、考えられる主な原因と修理にかかる費用の相場を以下に紹介していきます。

蛇口からの水漏れの原因と修理費用の相場

蛇口から水漏れが起こる原因の多くはパッキンの劣化によるもので、その場合パッキンを新しいものに交換するだけで簡単に解決することが可能です。

業者に依頼をした場合、出張費や作業費、部品代等を含め総額で約10,000円前後となることが多いですが、業者によっては5,000円程度で請け負ってくれるところもあります。

パッキンの劣化以外の原因としては蛇口本体の経年劣化によるもので、丸ごと交換が必要となるケースもあります。

その場合はメーカーや種類など選ぶ製品によりかかる費用は大きく変わってきます。一度交換すると長く使うものですので、慌てて決めずよく調べてから決めるようにしましょう。

キッチンの水漏れの原因と修理費用の相場

水漏れが起こりやすい箇所としてキッチンのシンク下にある収納スペースはよくあげられます。

具体的な原因としては、排水管や排水栓(排水口)の経年劣化が考えられます。

これも蛇口同様丸ごと取り換えが必要な場合は修理費用が高くなり、おおよそ10,000円~30,000円前後を見ておくとよいでしょう。

洗面所の水漏れの原因と修理費用の相場

洗面台の下で発生する水漏れはキッチンのシンク下と同様、10,000円~30,000円程度となるケースが多いです。

考えられる原因はやはり部品の劣化ですが、排水管に使われている材質にはさまざまな種類があるため、何を使っているのか、何に交換するかによって金額が数万単位で変わる可能性があります。

修理費用を安くしたい場合や劣化しにくい丈夫な材質にしたい場合など、希望と予算に合わせて決めることをおすすめします。

トイレの水漏れの原因と修理費用の相場

トイレには蛇口の他にウォシュレットなど複数の水道関連の部品が使われています。

そのため水漏れの原因もパッキンやタンク内部の部品、給水ホースといった部品を交換するだけで解決するケースや、全体の劣化により多くの部品の交換が必要となるケース等さまざまです。

一般的に一部の部品交換のみの場合は10,000円前後で済むことが多くあまり高額になることはありませんが、全体の修理や交換が必要な場合には製品価格を含めて高額になる可能性が高いため注意しましょう。

浴室の水漏れの原因と修理費用の相場

浴室もトイレ同様、さまざまな水道関連の部品が使われている場所です。

その中で特に水漏れを起こしやすい箇所は、シャワーホースやサーモスタット混合水栓、お湯張りで使用するゴム栓など。

ゴム栓の場合は言わずもがな簡単な作業内容で解決できますので費用も安いですが、蛇口の交換が必要な場合は製品にもよりますが30,000円~60,000円程かかると思われます。

しかし中のパッキンの交換だけで直ることもありますので、何が原因で水漏れが起こっているのかをしっかりと調べてくれる信頼できる水道修理業者を選ぶことが重要です。

給湯器の水漏れの原因と修理費用の相場

給湯器の寿命は約8年~10年。それ以上使用している場合は経年劣化による水漏れであると考えて良いでしょう。

その場合は費用はかかってしまいますが、安全のためにも給湯器そのものを新しいものに交換することをおすすめします。

まだそこまで使っていないのに漏水が起こるという場合には、パッキンやセンサーといった部品の劣化によるもので比較的安価な費用で修理が可能です。

水漏れの修理を依頼する業者を選ぶポイントは?

水漏れが起こった際、とりあえずどこの業者に依頼をしても大丈夫というわけでは実はありません。

適切な調査や修理が出来ていなかったり、中には本来不必要な修理や部品の交換を行い、実際にかかった費用よりも多く請求する悪質な業者による被害を訴える事例も少なくないのです。

複数の会社から見積りをもらうこと

依頼を決める前に必ず行っていただきたいことは「見積もりをもらう」こと。

特に工事が必要となったりする場合には高額な費用がかかりますから、複数の業者から見積りをもらい比較・検討することが大切です。無料で見積りを行ってくれる業者も少なくありません。

業者が見積りを提示せずいきなり契約を進めたり、説明もなく勝手に作業を進めようとする場合はストップし、必ず作業の内容と費用を確認しましょう。

また、事前に提示された見積りとは大きく違う高額請求をしてくる悪徳業者もいますので、必ず見積書をもらうようにして下さい。

信頼できる業者の場合、実際に作業してみて発覚した故障などの状況により見積りと費用が大きく変わる時には、お客様にあらかじめ確認をします。

また、見積りの中に出張費などを記載せず後からいきなり追加で請求してくる業者もいます。そうならないためにも事前に出張費や部品代の目安を含めた金額を提示してもらって下さい。

「実際に作業をしてみないと分からない」という場合は要注意。実績のあるプロであれば作業の概要はある程度想定が出来るからです。

水道局指定の業者を選ぶ

安心して水漏れの修理を依頼するために、水道局から指定されている業者を選ぶということもポイントになります。

水道局のホームページから指定事業者の一覧を確認することが出来ますので、お住まいの地域の業者を探してみましょう。

とはいえ、その場合も費用は業者により変わってきますので、上記で紹介したように見積りは必ずもらって下さい。

水漏れが起きる前に信頼できる業者を探すこともおすすめ

発生してしまった水漏れは二次被害やマンション等の場合他の住人とのトラブルに発展する可能性もあり、一刻も早く解決したいもの。

そのため、いざという時に慌てないためにも水漏れが起こる前にあらかじめお住まいの地域やエリアを対象とした信頼できる業者をいくつか見つけ、電話番号など連絡先をメモしておくことをおすすめします。

営業時間帯や自宅まですぐに来られる距離に事業所があるかどうか等も確認しておきましょう。

水漏れの修理は費用をかけずに自分で直せるケースも!

水漏れの原因として何度も登場したパッキンの劣化や、その他に排水管の詰まりにより水が漏れている場合には、わざわざ業者を呼ばなくても簡単に自分で直せてしまうケースが意外と多くあります。

応急処置としても活用できますので、修理の費用をかけたくない方は是非チャレンジしてみましょう!

自分で直せるかどうかのチェック方法

まず、水漏れが「ポタポタ・チョロチョロ」程度であることが自力で直せるかどうか判断するポイントになります。

水漏れの量が多かったり勢いが激しい場合は業者を呼びましょう。

また、水漏れの箇所が分かりそれが水道管や蛇口の接続部分である場合は、パッキンの劣化かナットの緩みによる水漏れである可能性が高いです。

パッキンはホームセンターやネット通販で購入することが出来ますので、サイズと形を確認して合ったものを購入します。

ナットの緩みの場合は、レンチなどの工具を使って締め直すだけで簡単に修理できます。

DIYが得意な人なら部品交換も可能

パッキンやカートリッジ等の交換を行う場合は分解作業が入りますので、ある程度自信がある方向けとなりますが、今は当コラムを含め自分で水漏れの応急処置を行う方法を分かりやすく紹介しているサイトが多数ありますので、それらを参考にしながら進めることもそこまで難しいことではありません。

ハンドルタイプの蛇口ならマイナスドライバーで簡単に外すことが可能ですし、水道管の接続部分であればナットを緩めれば排水トラップを外せます。

作業を行う前には元栓を閉め、蛇口への給水を止めてから作業を開始してください。

ただし、風呂にあるような温度調節機能がついた蛇口や特殊な部分の分解、床下に水漏れをしている場合には複雑な作業が必要となるため専門の業者に任せた方が安全です。

もちろん、簡単な作業であっても自分での修理に不安があったり水漏れの箇所が特定出来ない又は複数ある場合などは無理に自分でやろうとせずに最初から業者に相談することをおすすめします。

水漏れを起こさないために日々のメンテナンスが重要

水漏れというのは珍しいトラブルではありませんが、やはり突然発生すると慌ててしまいますし、大切なものが濡れてしまったり、放置してしまい被害が広がってしまったり、場合によっては水道がしばらく使えない状態になり日常生活に支障をきたすこともあります。

そのようなことを防ぐためにも、日頃からメンテナンスを行うことはとても大切です。

目に見える範囲で構いませんので、水道管や排水管の状態を定期的に点検し、傷や穴が空いていないか、ひび割れはないか、ナットが緩んでいないかなどを確認しておきましょう。

また、結露や凍結による破損も少なくありません。

断熱材を取り付けたり、屋外に水道がある場合は冬場は保温材を巻くなどの対策を行うことも効果的です。

耐用年数も意識し、古い場合には水漏れが起こる前に早めに部品を交換しておくと安心です。

台所の水が流れない原因とは?自分で出来る対処法と手順を解説

「台所の水が流れない・・・!」という経験はありませんか?

台所のシンクに水が溜まって流れず溢れてきそうな状況が急に訪れたら、誰でも何をしたら良いのか分からず非常に困ってしまいますよね。

そんな時、自分で出来る対処方法を知っておくことで落ち着いて対応すること、大きなトラブルを防ぐことが出来るでしょう。

そこで今回の記事では、台所の水が流れない時の原因と試してほしい対処法、そしてこのような状況を予防するためにおすすめしたい日頃の掃除の仕方についても解説します。

どうぞ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

台所の水が流れない時にまずチェックする箇所

台所の水が流れない原因として、食器や鍋などの洗い物に付着した油汚れが排水パイプや管の内部に付着して塊となり、詰まりを引き起こしていることが考えられます。

その他にも料理で出た食材などの残飯や誤って流してしまった固形物などがつまってしまうケースも少なくありません。

そこで台所の水が流れない際、まずはこれらがつまりやすい以下の箇所を確認してみて下さい。

排水トラップ

シンクの中央にある排水トラップは、排水口の蓋やゴミ受けの下にある防臭キャップの更に奥の水道管へ続くところに設置されています。

ここに汚れや野菜などのカスが溜まり蓄積していくと水の流れが悪くなり、つまったり臭いの原因になる場合があります。

S字トラップ

S字トラップというとキッチンよりは洗面所に使われていることが多いですが、最近のシステムキッチンでも採用されていることが増えているため確認してみましょう。

S字トラップはナットで接合部を簡単に取り外すことが可能で、実は自分で清掃できる部分でもあります。

上記の排水トラップを清掃しても水が流れない状況が続く場合には、S字トラップで詰まりが発生している可能性が高いです。

台所の水が流れない時に自分で出来る対処法

排水の詰まりを予防するには定期的な清掃や手入れが必要不可欠ですが、実際に台所の排水口が流れない時に自分で出来る対処法について紹介していきます。風呂などで見られるワン付トラップの場合も同じように行ってみて下さい。

排水口のつまりを解消する方法

重曹とお酢

環境に優しい掃除道具として重曹が便利という話を聞いたことがある人は多いかと思います。

その重曹は、実は台所の水が流れない時にも役立ちます。この場合、重曹だけではなくお酢を一緒に使う方法がおすすめです。

というのも重曹は油汚れや焦げ付きなどに効果があり、お酢は酸性で水垢などのアルカリ性の汚れやぬめりを落ちやすくする効果があるため、この二つを使うことで排水口(排水溝)の汚れをまとめて落とすことが出来るのです。

使用する目安は重曹120gに対しお酢は240gほど。まず蛇口を閉めて新たに水を流さないようにし、排水溝の蓋、ゴミ受け、排水トラップを外し、それぞれに重曹をかけて歯ブラシ等を使って汚れを落とします。

更に排水溝に残りの重曹をそのままかけ、その上からお酢を流し1時間程度放置します。

その後、約60℃の温度のお湯で重曹とお酢を流し、取り外したパーツを元に戻して完了です。熱湯だと排水管を傷めてしまう恐れがありますので注意しましょう。

作業の際には手が汚れないようゴム手袋を着用することをおすすめします。

排水管用の洗剤

パイプクリーナー等、市販の洗剤を使用して対処する方法は一番簡単ですぐに行うことが出来ます。

こちらも各パーツを外して排水溝に直接洗剤を流し入れる方法が一般的ですが、商品に書かれている使い方や注意を必ずよく読んで行いましょう。

ワイヤーブラシ

らせん状になったブラシが特徴的なワイヤーブラシは、排水溝の清掃に役立つアイテムです。

こちらも排水溝の蓋、ゴミ受け、排水トラップを外して排水管にゆっくりワイヤーブラシを入れて回しながら掃除を行います。

少しゴシゴシと汚れをそぎ落とすように動かしていきましょう。

ラバーカップ(スッポン)

水の流れが悪いのではなくまったく水が流れないという状態の場合、トイレで使われるようなラバーカップ(スッポン)や、真空式のパイプクリーナーを使ってみましょう。真空式パイプクリーナーはホームセンター等で購入することが可能です。

ただし、スプーン等の固形物を流したことによる詰まりの場合には、この方法で無理に解消しようとすると配管を傷めてしまう危険や、破損や故障の原因となる可能性がありますのでおすすめしません。

S字トラップのつまりを解消する方法

S字だけでなくP字や直角など、トラップにはさまざま種類がありますが、いずれの場合も先述したようにナット等の工具を使って外すことで自分でも比較的簡単に掃除することが可能です。

とはいえ取り外し方が分からない場合や難しいと感じ不安がある時には、無理せず専門の業者に任せましょう。

準備するものは

・ビニールシートや新聞紙、タオル

・掃除用のブラシやスポンジ

・バケツ

まず、シンクの下のものを外に出して、シンク下や床が濡れてしまわないようビニールシートや新聞紙、タオル等を敷きます。そしてトラップの下にバケツを置きましょう。

シンク側と配管側にナットがあると思いますので、反時計まわりに回して外します。外すとパイプ内に溜まっていた水が流れますので気を付けましょう。

パイプ内の汚れをブラシで除去し、綺麗になったらナットを時計回りに回して取り付け、元に戻します。

こぼれた水を拭き取って、最後に水を流してみてしっかり流れるかどうか、水漏れを起こしていないか確認しましょう。

ディスポーザーのつまりを解消する方法

ディスポーザーが設置されている場合、ディスポーザーがつまりの原因となっている可能性があります。

油の固まりの場合はパイプクリーナー等の洗浄剤で掃除を行い、生ごみが粉砕されず詰まっている場合は取り除きます。

加熱保護装置が誤作動を起こしているケースもありますので、その場合は念のため電源を入れ直してみましょう。

掃除しても台所の水が流れない場合にはプロに相談を

以上のように自分で出来る対処法を試してみても改善されず解決しない場合には、プロの業者に依頼をしましょう。

家庭のものとは違い業務用の強力な洗剤や高圧洗浄機などの機材を使用することが出来るため、しつこい汚れやつまりでも解消することが可能です。

また、詰まりの原因や箇所がどこなのか分からない場合には、下手に自分で調べて事態を悪化させるより最初から業者に依頼をする方が時間も早く安心、安全です。

配管に穴が開いていたり部品が劣化や変形のため交換が必要な場合にも対応が可能です。

ただ、やはり自分で行うのとは異なり修理や出張に伴い料金がかかってきますので、契約する前に料金の見積もりを取ったり、出来れば事前に依頼する業者を選定しておき、いざという時にすぐ連絡できるようにしておくと安心です。

当社は富山県砺波市のエリアを中心に、地域のお客様の水道や配管に関連した問題に対応しておりますが、メールで詳細をお送りいただければ原因を分析し自力で出来る対処法などをお伝えさせていただくサービスも提供しております。

もちろん、メールのみで解決できた場合には費用もかかることなく無料です。

この他にも水漏れ等に関して役立つコラムを投稿しておりますので、どうぞ合わせてご覧くださいませ。

ボイラーの水漏れ放置は危険!自分で修理は可能?原因や対処法、防止策も解説

ボイラーは生活する上で欠かすことが出来ないもの。

それが突然水漏れが発生し故障してしまうと、特に冬場の寒冷地ではお湯が使えないと生活に大きな影響を及ぼします。

また、水漏れを修理せず放置してしまうと床や壁が腐敗したり、集合住宅の場合は階下や他の部屋へ漏水し大きなトラブルや問題を引き起こす可能性も高いです。

そのため、水漏れに気付いたら必ず修理をしなくてはなりません。

そこで今回の記事では、ボイラーの水漏れの原因や自分で出来る応急処置の方法、水漏れを防ぐためのポイントについて解説します。

ボイラーが水漏れする原因

給湯器の経年劣化

まず、ボイラーの寿命は一般的に10年程度になります。そのためお使いのボイラーがそれ以上年数が経っているのであれば、経年劣化で水漏れなどの不具合が起こりやすい状態です。

本体の内部にある部品(パッキン等)の劣化やナットの緩み等でも水漏れが発生しますので、修理というよりは交換のタイミングだと思いましょう。

長期間使用していない

通常は安全弁や減圧弁という装置により内部の圧力を調整しているのですが、長期間留守をしていたりして給湯などを使っていない状態が続くと、内部に圧が溜まり止水栓から水漏れするケースがあります。

他にも寒冷地で冬の間ボイラーを使わない期間が長くあると、ボイラーの内部が凍結し管が破裂してしまい水漏れ等の症状が起こるというケースも少なくありません。

業者の整備ミス

ボイラーの年数がそれほど経っていないにも関わらず水漏れが起こった場合、業者が設置場所を間違えていたり、部品をしっかりと締めていなかったりといった作業のミスの原因も考えられます。

そのため、ボイラーを設置した業者に修理を依頼し、状況を確認してもらうことをおすすめします。

ボイラーの水漏れ放置は危険!

ボイラーの水漏れをすぐに修理せず放置してしまうとどうなるのでしょうか。

実はボイラーの水漏れ放置は非常に危険です。

ガスや灯油の不完全燃焼により一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒など人体へ被害を与える可能性があります。

煙が出れば気付きやすいですが、そうでないと感知しにくいため異臭がしていないか等注意して下さい。

他にも水漏れで基盤が濡れてしまうと、漏電して感電や破損、故障を引き起こす可能性があったり、漏水により水道料金が高くなるという事例も多いため、ボイラーの水漏れに気付いた時は放置せずに早急に修理しなくてはなりません。

ボイラーが水漏れした時の応急処置

ボイラーの水漏れに気付いたら、すぐに業者に連絡をして修理を依頼することが大切ですが、業者が到着するまでに自分で出来る対処方法もありますので試していただきたいです。

1.水漏れ箇所の確認

まずはどこから水漏れをしているのか確認します。

配管の接続部分は水漏れが発生しやすい箇所ですのでチェックしましょう。

もちろん分からない場合は業者に点検してもらえますのでご安心下さい。

2.水を止める

ボイラーの電源を切り、給水バルブや元栓(水抜き栓)で水を止めます。

漏水がおさまらないとしても、水道料金の値上がりや一酸化炭素の流出を少しでも防ぐことが出来ます。

止水栓の場所が分からない場合は、とりあえず水道の蛇口やガスの元栓を閉めましょう!

ボイラーの水漏れを防ぐポイント

ボイラーの水漏れを防止するには、やはり業者による定期的な点検やメンテナンスは不可欠です。

とはいえ残念ながらどんな業者でも大丈夫、という訳ではなく、信頼できる業者を選ぶ必要があります。

優良業者を選ぶポイントは、実際に利用した方からの口コミや連絡をした際のスタッフの対応、アフターサービスの有無をチェックしましょう。

そして修理をする前に見積りを必ず行います。同じ内容でも業者によって費用が異なりますので、出来れば複数の業者から見積りを取り検討しましょう。

また、すぐに来てくれるかどうかも重要です。24時間受付しているところ等もありますが、水漏れが起こってしまってからでは業者の選定に時間をあまりかけていられないため、普段から地域の業者を調べておき、連絡先を登録しておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

ボイラーの水漏れは放置すると危険が多く、早急な修理が必要です。

紹介したような応急処置を行いながら、業者の到着を待ちましょう。

当社は富山県砺波市にて事業を営んでおりますが、配管のトラブルや水漏れ等にお困りの際はお気軽にご相談、お問合せください。

メールにて症状をお伺いし、自分で出来る対処法があればお伝えします。

また、この他にもサイト内にて水漏れに関するコラムを掲載しております。ぜひあわせてご覧ください。

トイレつまりの直し方は?つまりの原因や業者を呼ぶ基準もあわせて解説

トイレつまりは家庭での水回りの中で非常に多いトラブルの一つ。

突然トイレの水が溢れてかなり慌てた経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

汚水が溢れるわけですから気持ち的にも対処をすることに嫌悪してしまうと思いますが、衛生面でも心配ですし、集合住宅の場合は他の部屋や階へ被害を与える恐れがあったり、そもそもトイレは生活していく中でなくてはならない場所ですから早く解消しないといけません。

そこで今回の記事では、トイレが詰まってしまった時に自分で出来る対処法や業者を呼ぶべき判断基準、そしてどうしてトイレのつまりが起こってしまうのか?といった原因について解説してまいります。

急にトイレつまりが起こっても事前に知っておくことで冷静に対応できるようになりますので、どうぞ最後までご覧いただき参考にしていただければと思います。

トイレつまりの主な症状3選

トイレのトラブルにはさまざまな症状や原因が考えられ、それぞれの状況に合わせた対処法を選択することが大切です。

以下は「トイレつまり」が原因で起こる代表的な症状です。

トイレつまり症状1.水を流した後に水位が高くなり少しずつ下がっていく

トイレつまりでよく見られる症状まず1つ目は、用を足して水を流した際に水が引かず一気に水位が上がり、溢れそうになったところで時間をかけて徐々に水が引いていくという状態です。

これは便器の奥、排水管の中などに異物がつまり、水の流れを止めてしまっている可能性が高く、放置したまままた次に水を流してしまうと便器から汚水が溢れてしまいます。

トイレつまり症状2.水が少ししか流れない

トイレのタンクから水がチョロチョロとしか流れなかったり水流の勢いがないと、トイレットペーパーや排泄物などが詰まる原因となってしまいます。

また、タンクに問題がなくても節水のために便の時に「小」の少ない水で流していると、目には見えなくても実はしっかりと流れきれておらず、排水管の途中でつまってしまうケースが少なくないのです。

トイレつまり症状3.水を流した後にゴボゴボ音がする

トイレの水が流れた後に、便器の奥から大きく「ゴボゴボ」と音がすることがありませんか?

このような症状は、まだ詰まってはいないものの「詰まりかけている」状態で起こることがあります。

そのため本当に詰まってしまう前に、後で紹介する対処法を実施してつまりを解消しておきましょう。

トイレつまりの原因

トイレがつまる原因はいくつかありますが、そもそもトイレというのは便器の水がなくならないように、そして害虫の侵入を防ぐために排水路が曲がりくねっていて、つまりやすい構造になっていると言えます。

この湾曲する排水路のはじめと、終わりの排水管との接続部分で最もつまりが生じやすくなっています。

ここに大量の紙や便、おむつ、歯ブラシ、眼鏡、おもちゃ、残飯等の水を吸うまたは溶けないものを流してしまい、つまりを引き起こすことがよくあります。

他にも尿石が付着、蓄積することでもつまりを起こすことがあるため、トイレ掃除を定期的に行うことも重要です。

トイレつまりの自分でできる対処法

それでは実際にトイレつまりを起こしてしまった際にできる対処法をご紹介していきます。

水に溶けるものがつまった場合の対処法

トイレットペーパーや便など、水溶性のものがつまったと考えられる場合には、何もしなくても時間とともに自然と直るケースもあります。

2~3時間程度待ってみて流れるかどうかまずは試してみましょう。

その時にバケツに50度くらいのお湯を用意し、トイレに少しずつ流しいれて1時間ほど時間を置くと、より早く溶かすことが出来ます。熱湯は陶器で出来た便器を破損させてしまう恐れがありますので、ぬるま湯にすることを忘れずに気を付けて下さい。

その他、針金で出来たワイヤーハンガーをまっすぐに伸ばして先端を円くし、便器の奥に入れてつまりを少しずつ掻き出したり、重曹と酢(またはクエン酸)、お湯をゆっくり便器に入れて経過を見たり、尿石であれば市販の薬剤を使ってつまりを解消させる方法もあります。

薬剤を使用する際は直接触れないよう必ずゴム手袋を装着して作業するようにして下さい。

スッポン(ラバーカップ)を使う方法もありますが、便器の水位が高く水が溢れそうな時にはあまりおすすめできません。

水に溶けないものがつまった場合の対処法

子どものおもちゃやスマホ、メガネ、お掃除シート等を誤って落として便器の奥に入ってしまった場合、真空式パイプクリーナーを試してみるのも良いかと思います。

真空式パイプクリーナーはスッポンよりも強力な吸引力があり、水溶性のものが詰まって水が溢れる心配がない時にも使用することが可能です。

ホームセンターで1000円以下で購入できますので、もしもの時に備えて常備しておいても良いかも知れません。

ただし、これで取れない場合は早めに業者を呼びましょう。

吸水性のあるものがつまった場合の対処法

赤ちゃんの紙おむつや生理用品、ペットシート等の吸水性の高いものを流して詰まらせてしまった場合、早急に対処しないと専門の業者でも取り出すことが難しくなります。

目視できる位置にある場合は、ゴム手袋をはめて取り除きましょう。棒などを使ってしまうと奥に入ってしまう可能性があるため注意が必要です。

水を流してしまって自力で取ることが不可能な場合はすぐに水道業者に依頼しましょう。

トイレつまりでやってはいけないこと

次に、トイレのつまりが起こった時にやってはいけないことも紹介しておきます。

水を何度も流さないこと

ちゃんと流れないからといって何度も水を流してしまうと、便器から汚水や汚物があふれて床が水浸しになってしまう可能性があります。

すると掃除や消毒が大変になったり、マンションやアパートの場合は階下へ水漏れ被害を与え大きなトラブルや損害賠償を請求される恐れもあるため、何度も水を流さないように気を付けて下さい。

つまった物を奥に押し込まないこと

トイレに物を落としてしまい、取るのが嫌だからといって無理矢理押し込んだり流してしまおうとするケースもよく見られます。

すると上記で説明したように排水管の中に留まってトイレつまりを引き起こす原因となり、結果的に自分で対処することが出来ず業者に頼んでお金がかかってしまうことになりますので、絶対に故意に流すことはやめましょう。

トイレつまりを自分で直すのが困難な場合は業者へ相談!

以上のような方法で自分で対処してみてもつまりが直らない、あるいは最初から手がつけられない場合は早めにプロの修理業者へ相談しましょう。

トイレつまりを業者に依頼した場合の費用はどれくらい?

トイレがつまった際に業者に依頼すると高額な費用がかかるのではないかと心配される方は多いでしょう。

トイレの修理にかかる費用というのは原因や箇所によって大きく異なるため、具体的にいくら!と言うのが難しいのですが、相場を以下に紹介しますので依頼の目安としてご覧下さい。

<トイレつまり修理の相場>

・トイレのつまりの除去:8,000円~25,000円

・排水管のつまりの除去:10,000円~20,000円

・尿石除去:15,000円~25,000円

・部品交換(タンクの外):5,000円~8,000円

・部品交換(タンクの内):3,000円~10,000円

こちらはあくまでも相場になりますので、実際の価格については業者に見積もりを取り、直接ご確認をお願いします。

トイレつまりの業者の選び方

トイレがつまった時に依頼をする業者はどこでも良いわけではありません。残念ながら悪質な業者が存在しているのも事実です。

そこで業者選びの基準としてチェックしていただきたいのが、「水道局指定工事店」であるかどうかです。

水道局から指定を受けるには、工事に必要な機械や器具を所有し営業所ごとに「下水道排水設備工事責任技術者」がいること、不正や不誠実な行為をするおそれがあるなどの「欠格要件」に該当しないといった要件を満たしていることが必要です。

実際にトイレ修理を行うことに資格などは不要ですが、信頼できる業者を安心して依頼するためには、一つの基準として指定工事店であるかどうかを確認し選ぶことをおすすめします。

また、店によって24時間受付、365日対応、最短30分で対応etc…様々な特徴を持っています。

トイレつまりは緊急を要するケースが多いので、連絡が取れやすく近くに営業所がありすぐに駆けつけてくれることも重要な要素となります。

とはいえ、状況もろくに見ず大掛かりな修理が必要だと判断したり、工事の内容や金額について十分な説明がないような業者は要注意。

必ず見積りを書面でもらい、修理する項目の記載をしてもらって下さい。また不明な点があれば必ずその場で確認して、納得できない部分があれば急ぎであっても他の業者を探すことをおすすめします。

このように急なトイレつまりでの業者選びで慌てないためにも、普段から良さそうな業者を検索などして探しておき、連絡先をメモしておくと安心です。

天井の水漏れを放置するとどんなリスクがある?水漏れの原因や応急処置の方法についても解説します

「天井から水がポタポタ落ちてくる・・・?!」

突然、家の天井から水漏れが発生するとかなり慌ててしまいますよね。対処法としてはバケツや洗面器を置いて水を受ける、くらいしかわからない方が多いのではないでしょうか。

また、業者を呼んだものの到着するまでの間に落ちてくる水を何とかしないと、家具や家財が傷んだり、カビの心配もあります。

そこで今回の記事では、天井から水漏れが起こる原因や放置してしまった時に考えられるリスク、修理費用の相場、そしておすすめの応急処置の方法について解説します。

ぜひ最後までご覧いただき、もしもの時の備えとして参考にしていただければと思います。

天井の水漏れの原因は?

そもそも天井からの水漏れは何が原因で起こるのでしょうか。

主に考えられる原因を以下にご紹介していきましょう。

屋根からの雨漏り

天井からの水漏れでまず先に頭に思い浮かぶのは「雨漏り」です。

特に築年数の古い建物や、中には施工不良の建物でも雨漏りが起こるケースがあります。

外を確認し雨が降っている場合には、目には見えない場合であっても屋根や外壁などに亀裂が入っていて、そこから雨水が侵入してきている可能性が高いです。

この場合は専門のプロの業者を呼ばなければならず修理してもらうことが必要となりますので、すぐに担当のハウスメーカーや修理業者、集合住宅の最上階部屋の場合は管理会社やオーナー等に連絡をしましょう。

水道管の破損

経年劣化や冬場の凍結、地震や災害によって水道管が破損・破裂し天井から水漏れが起こることも実はよくあります。

水道管の寿命は15年と言われており、もしご自宅の水道管がそれくらい経過しているようであれば破損している可能性は高くなります。

自分で破損を確認することは難しいため、まずは止水栓を閉めて水が漏れるのを止め、早めに水道管の修理業者に相談をし対応してもらいましょう。

また、寒冷地での冬の間や大きな災害が起きた際には破損してしまう前に水道管を点検し、必要に応じてメンテナンスをしてもらうことをおすすめします。

配管の中にゴミや異物が詰まり水漏れを起こすケースも多いため、合わせて確認しましょう。詰まりを取るだけで水漏れが解消することもあります。

上の階からの水漏れ

マンションやアパート等の集合住宅、あるいは2階にキッチンや浴室、洗面所、トイレ等の水回りの設備を備えている戸建ての場合には、上の階で何らかの水のトラブルが発生している可能性も考えられます。

戸建てであればすぐに確認することが可能ですが、集合住宅の場合はそういうわけにもいきませんので、天井からの水漏れに気付いた際は早急に管理会社や大家さんに連絡を入れて確認してもらいましょう。

直接言いに行ってしまうと何かトラブルや問題が起こった時に大変ですので、管理会社などに間に入ってもらうことがおすすめです。

天井の水漏れを放置したらどうなる?

天井から水漏れはポタポタと水が垂れてくるのなら気付きやすいですが、ジワーっと水が染みだしてきたり少しずつ流れている場合、場所によってはすぐに気付けない場合もあります。

また、修理を面倒に思い雨が降った時だけバケツを受け皿にすればまだ大丈夫だろうと漏水を放置してしまうと、後に大きなリスクを被る可能性があります。

それでは天井の水漏れを放置することで起こり得ることを具体的に紹介します。

建物の劣化が早まる

天井の水漏れを放置することで建物の柱や壁などに水が染み込み、通常よりも劣化のスピードが早まります。

特に木造の住宅では腐食しやすく、地震や災害時に建物が倒壊してしまう危険も高まるため注意が必要です。

シロアリの繁殖

天井の水漏れを放置しすると床下まで水が染み込み湿度が高くなるという理由で、シロアリが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

すると気付かないうちに木材の内部にまでシロアリが入り込んで食べていき、建物の耐久性が落ちてもろく崩れやすい状態になってしまいます。

大切な住まいを守るために、湿気の対策も重要です。

カビの繁殖

天井の水漏れの放置によってカビが発生する可能性も高まります。

壁や天井にカビが繁殖すると、そこで暮らす人の健康にまで影響してしまうケースもありますので、安心して暮らすためにも水漏れは放置せずすぐに適切な対処しなければなりません。

漏電の危険

天井の水漏れは電気の配線に水が入り込み漏電が起こる危険性もあります。

また、漏電を感知するブレーカーが反応すると安全のために停電が起こりますが、これは自分で復旧することは出来ず業者を呼んで修理を完了させなければならないため、生活にまで支障をきたすこともあります。

漏電は家電の破損や火事の原因にもなりますので、水漏れの放置は非常に危険であると言えます。

天井の水漏れの修理にかかる費用の相場は?

以上で説明したように、天井の水漏れを放置すると大きなリスクが生じる恐れがあり、迅速に修理を行わなければなりません。

しかし、修理となるとどれくらい費用がかかるのか心配になりますよね。

賃貸であっても契約をする際に必ず火災保険に加入しますが、その中に天井の水漏れが入っていれば保険が適用される場合がありますので、契約書を確認するか管理会社または保険会社に連絡をして加入している内容を確認することをおすすめします。

それでは一般的に天井の水漏れの修理でかかる費用の目安を紹介します。

もちろん状況や原因、症状によっても変わってきますので、あくまで参考程度にして下さい。

・蛇口の交換 1万~3万

・水道管の修理 1.5万~3万

・水道管のつまり 1万~2万

天井の張替工事が必要な場合は、洋室なのか和室なのか、また大きさや材質によっても費用は大きく異なり、安ければ5万円から、高いと数十万円かかることもあります。

また、部品代や出張費、作業費、深夜や早朝の料金などが別途請求される場合もあります。

いずれにしても大きなお金がかかってくることになりますので、必ず作業をお願いする前に見積もりをとり、業者の実績や口コミ等も確認して信頼できる業者に依頼をするようにしましょう。

天井から水漏れしている時の応急処置

天井からの水漏れに気付いたら家にあるものを使って今すぐ出来る応急処置の方法があります。

業者が到着するまでの間に被害が拡大しないよう、ぜひ落ち着いて行ってみて下さい。

<用意するもの>

・バケツや洗面器

・タオル、雑巾

・ビニールシート

・あれば防水テープ

<応急処置の手順>

1.水漏れが起きている箇所を特定し、下にビニールシートを敷く

2.水が落ちてきている場所にバケツや洗面器を設置する

3.可能であれば天井の水漏れが起きている部分に防水テープを貼って補修する

4.水道業者または管理会社に連絡をする

<応急処置の注意>

・集合住宅で天井から水漏れが起こった時、水が汚水である可能性も考えられます。

そのため、使用したタオルや雑巾は応急処置後に処分することをおすすめします。

・水で床が滑りやすくなりますので、作業時は転倒などに注意しましょう。

・カビや劣化、漏電を防ぐため、壁や床、家具、家電などが濡れている場合にはタオルでしっかりと拭いておきましょう。

まとめ

上記のように天井の水漏れは放置することでさまざまなリスクがあるため、業者への連絡とともに簡単に出来る応急処置を行うことで被害の拡大を防ぐ効果が期待できます。

そのため、実際に水漏れが起こる前から応急処置の方法を知っておくと、いざという時に落ち着いて対処できるでしょう。

当社は富山県砺波市のエリアを拠点にしておりますが、水漏れに関連した問題に対し無料でメール相談のサービスを行っております。

状況をお伺いし考えられる原因と対処法をお伝えしますので、それで解決できればお金ももちろんいただきません。

水漏れ、配管に関するご相談、修理のご依頼、部品の交換などお気軽にお問合せ下さい。

止水栓の水漏れの原因は?自分で出来る修理方法を解説

水回りのトラブルの中で最も多く起こりやすいのが水漏れです。水漏れというと蛇口や給水管、排水管などの設備からよく起こるイメージですが、その中でも止水栓は水漏れが発生しやすい箇所の1つです。

そこで今回の記事では、止水栓の特徴と水漏れが起こる原因、自分で出来る応急処置や修理の方法について解説します。

ぜひ最後ご覧下さい。

止水栓ってどこにあるの?元栓との違いは?

止水栓とは蛇口から出る水やお湯を一時的に止める役割がある金具で、住居やマンションでは主にトイレ(便器、タンクまわりの壁や床)、キッチン(シンク下の収納内など)、洗面所(洗面台の下)、浴室や洗濯場(壁付混合水栓の偏心管部)、給湯器、屋外水栓に設置されています。

よく元栓と何が違うの?というお客様の声が聞かれますが、元栓は地下に流れている水道管から各家庭に分水された場所に設置される水道の大元となる栓で、これを閉めると家中の水が出なくなります。主に地面にある水道メーターボックスの中や玄関の横にあるパイプのスペースに設置されています。

止水栓は設置された箇所の給水設備の水のみを止めますので、この2つは全く違う物なのです。

住宅によっては止水栓が設置されていない箇所もありますので、そこで水漏れが起きた場合は元栓を閉める必要があります。

止水栓からの水漏れの原因のほとんどは「パッキン」

蛇口のタイプを問わず、蛇口を回す中心部分に止水部があります。

ここの付け根のナットを外すと中に三角パッキンが取り付けられており、これが劣化や破損することで水漏れが起こるケースが多いです。パッキンの耐用年数は10年ですので、どれくらい使っているかでも劣化の予想が可能です。

パッキンで使われているゴムは、劣化すると固くなり弾力がなくなるため水を通してしまうのです。

この場合、いきなり水が吹き出すことはなく少しずつ水漏れするため普段は気付きにくいかも知れませんが、パッキンを新しい物に交換することで解決できるため、自分で簡単に修理することが可能です。

パッキンの種類と必要な道具

パッキン等の部品はホームセンターやネットショッピング等で購入することが出来ますが、購入する前に種類やサイズ、形、メーカーをよく確認しましょう。

止水栓の先やハンドルの付け根から水漏れしている場合には三角パッキン(上部パッキン)、止水栓の他に給水設備や蛇口の接続管から水漏れが起こっている場合にはユニオンパッキン(ジョイントパッキン)、アジャストパッキンが使用されています。

また、自分で修理を行う際はモンキーレンチ、マイナスドライバー、プライヤー、ハンドル式の場合はラジオペンチ等の工具があると便利です。

蛇口のタイプ別!水漏れ時の三角パッキンの交換方法

それでは止水栓で水漏れが起きた時のパッキンの交換方法を、ハンドル式とドライバー式、それぞれ紹介していきます。

ハンドル式の止水栓の流れ

1.元栓を閉める

念のため止水栓だけでなく元栓を閉めて作業を開始した方が安全です。また、コマパッキンの交換を行う場合には必ず元栓を閉める必要がありますので注意しましょう。

 

2.ハンドルを外す

ラジオペンチまたはプライヤーを使ってハンドルの止めビス(ネジ)を左回りに回し、ハンドルを外します。

 

3.袋ナットを外す

次に、モンキーレンチを使用して袋ナットを左に回し外します。軸棒が付いていない場合、袋ナットの中に三角パッキンが付いているため、工具を使って取り外します。

 

4.三角パッキンを外し新しい物と交換する

三角パッキンを外し、新しいパッキンを軸棒側に取り付けます。袋ナットに付いている場合は中に取り付けます。

 

5.袋ナットの取り付け

今度は外していったものを逆から取り付けていきます。まずは袋ナットを手で時計回りに締め、最後にレンチでしっかりと締めます。

 

6.ハンドルの取り付け

ハンドルを付けてビスを右回しで締めます。

 

7.元栓を開き確認

最後に元栓を開いて水漏れがないか確認します。確認できたら水回りの水を流してみて水量をチェックしましょう。

ドライバー式(D式)の止水栓の流れ

ドライバー式の止水栓も、ハンドル式と同じ手順でパッキンの交換を行いますが、ハンドルの取り外しがないためそこを除いて作業を行ってください。

手に負えない止水栓の水漏れにはプロの業者に依頼を!

以上のように止水栓が起こしている水漏れは、比較的簡単に修理をすることが可能ですが、パッキン以外に原因がある可能性もあります。

中には工事やリフォームが必要な状態で高い料金がかかってしまうケースもあります。

建物や設備の故障など自分では手に負えない状況の場合や、パッキンの交換も自分では難しいという場合には、ぜひ地域の信頼できる専門の水道業者を探しご相談いただくことをおすすめします。

弊社は富山県砺波市に会社があり、お近くのエリアであればすぐにかけつけますが、水漏れの状態や詳しい内容をメールでご連絡いただければ原因を想定し、対処法の手順を説明するサービスを行っております。

水漏れはメール対応だけで対処できる場合もありますし、それで解決出来ればもちろん費用はいただきません。

他にも、水回りに関連した問題にお困りの際はどうぞお気軽にご連絡くださいませ。

賃貸で水漏れが起きた時にすべきこと

家庭での水のトラブルは突然起こります。

それがマンションやアパートなど賃貸のお部屋だった場合、放置をして迅速に対処をしないと一戸建てに比べて被害が階下など他の部屋まで及んでしまい損害賠償にまで発展する可能性もあります。

とはいえ、その時になると気持ちが焦り何をしたら良いのかパニックになってしまうことも多いですので、事前に水漏れに関する対処法を知っておくことが大切です。

そこで今回の記事では、賃貸で水漏れが発生してしまった際にやらなければならないことの流れ、対処法、費用などについて解説してまいります。どうぞ最後までご覧いただき皆様に役立ちますと幸いです。

賃貸での水漏れは原因より責任の所在や対応は異なります

賃貸で起こる水漏れには、大きく分けて自分の過失で起こる場合と、他の部屋や建物が原因で被害を受ける場合の二つがあり、どちらかによって費用の負担はもちろん、対処の方法も異なります。

自分の過失による水漏れの場合にすべきこと

お風呂や洗面所、キッチン等の水を出しっぱなしにしてしまい水漏れが起こってしまったり、洗濯機のホースが外れていたり、掃除を怠って排水口や管にゴミや異物を詰まらせたり、寒い地域では水道管が凍結して破損してしまった等、自分自身の故意や過失で水漏れを起こしてしまった場合、基本的に原状回復の修繕にかかる費用は入居者が負担する義務があり、被害によっては損害賠償を請求される恐れもあります。被害を最小限に食い止めるためにも、水漏れに気付いたら早急に対応しなければなりません。また、自分の過失ではなく建物や設備の経年劣化により居住している部屋で水漏れが発生する場合もありますので、責任の所在が誰にあるのか後から確認するためにも以下のようにすぐに適切な対処を行う必要があります。

管理会社、大家さんへ連絡

水漏れを発見したら、物件の管理会社か貸主、大家さんへ連絡をして下さい。

水漏れの原因が分からなかったり、自分で直せる状態でなければ、下手に手を入れることで悪化してしまう可能性もあります。

まずは管理会社や大家さんへ連絡をして状況を説明し、指示を仰ぎましょう。

業者へ連絡

賃貸の場合、管理会社と提携している水道業者があるかも知れませんが、水漏れに気付いたのが夜間や早朝など、時間帯によっては管理会社や大家さんと連絡が取れない場合も起こり得ます。

管理している不動産会社の24時間のコールセンターといったサービスがなく緊急性の高い状況の場合にはネット等を使用して対応してくれる水道業者を自分で探し、連絡してみましょう。

ただし、水道業者は技術や費用に差があります。できるだけ水漏れが起こる前に入居時の契約書に記載されている業者や、緊急時に対応してくれる地域の業者の連絡先を調べておき、どこに連絡をすれば良いかすぐ分かるよう水回りに貼っておいたりスマホに情報を登録しておくことをおすすめします。

また、業者に修理を依頼する時には水漏れの原因を特定してもらうことを忘れないで下さい。自分の過失だと思っていても、実は築年数が古い物件では経年劣化が原因である場合も少なくないからです。

その場合、管理会社や貸主に修理にかかった費用の請求を行うことが出来ます。

また、水漏れが酷いと電化製品の配線やコードに水が入って漏電する危険も考えられます。その恐れがある場合は電気会社への連絡も忘れずに行いましょう。

火災保険の確認

上記の必要な連絡が完了し余裕がある場合は、入居時に加入した火災保険の内容を念のため確認しておきましょう。

特に、自分の過失による水漏れの場合には「個人賠償責任保険」や「借家人賠償責任保険」の特約が付いているかどうかが重要になってきます。付いていれば、補償の内容や条件についてもチェックしておきましょう。

他の部屋からの水漏れで被害を受けた場合にすべきこと

水道管やエアコン、トイレ等、掃除や管理を怠った訳ではなく経年劣化による設備の故障などによって水漏れが起こったり、上の階の部屋で水漏れが起き天井から水が落ちてきたり同じフロアの部屋の水漏れで浸水してきたりと、自分の過失以外で水漏れの被害を受ける場合もあります。

この場合も連絡先は自分の過失で水漏れが起こった時と変わりはありません。

まず管理会社や大家さんへ連絡をし、必要に応じて水道業者や電気会社に連絡を入れます。また、この時も必ず原因を特定し報告を受けましょう。

一点、注意しなければならないのは費用についてです。他の部屋や経年劣化による水漏れの場合、責任の所在はもちろん他の入居者や管理会社、貸主にありますが、状況によっては修理にかかる修繕費を一部入居者が負う必要があるケースも多くあるのです。

特に賃貸借契約書において「小修繕は自己負担」といった内容が記載されている場合には全額を請求できない可能性が高くなります。小修繕とは、パッキンなどの部品の交換など、比較的安くて簡単に修理できるものを指します。

また、他の入居者が原因の場合、直接やりとりを行うと大きなトラブルにつながる可能性もあることから、必ず管理会社や大家さんを通して連絡をするようにしましょう。その際、できるだけ証拠を残せるよう、水漏れや被害の状況の写真や動画を撮影しておくと安心です。

賃貸で水漏れが起きた時の応急処置

水漏れの原因がどちらにあるにせよ、被害が広がるのを防ぐことが大事です。

修理をしてくれる水道会社が到着するまでの間に、応急処置が可能な状態であればぜひ実行してみて下さい。

とはいえ先述した通り、原因や対処法が分からないので自分で勝手にいじってしまうことで事態が悪化する恐れもあります。

そのため、水漏れしている箇所が分かればその部分にタオルを巻いたり、畳やフローリング、壁のカビを防ぐためにも天井からの水漏れならバケツを置いたり床にビニールシートを敷くといった対応を行うことをおすすめします。

賃貸の水漏れの修理費用の相場

自分の過失によって水漏れが起こってしまった場合、その修理にかかるお金が気になりますよね。

賃貸物件ではほとんどの場合、入居する際に火災保険へ加入しているはずです。

先ほど説明したように、火災保険に「個人賠償責任保険」や「借家人賠償責任保険」が付帯されていれば、他の部屋に与えてしまった被害や損害に対して保険金でカバーできます。

しかし、もしこれらの特約が付いていなかった場合、そして水漏れの原因が明らかに自分の過失であると証明された場合は保険金は支払われません。

その際にかかる費用の目安を紹介します。

・蛇口やシャワーの簡単な修理

簡単な作業であれば5,000円程度~、部品交換が必要な場合は1万~3万円が相場です。

 ・壁や床の張替え

材料の種類や面積によってさまざまですが、リフォームと同様に工事が必要となり、おおよそ数万~数十万円かかります。

・他の住人に被害を出してしまった場合

他の部屋の壁や床、家電や家具などの家財にまで影響があった場合、最悪なケースでは損害賠償として数百万円の高額な請求をされる可能性もあります。

賃貸の水漏れでトラブルが起きた時に相談できる窓口

賃貸の水漏れに関連して、他の部屋の住人や管理会社、大家さん等とトラブルに発展してしまい解決が難しい場合には、1人で抱え込まず以下の窓口へ相談してみることもおすすめします。

消費生活相談窓口

お住まいの自治体にある消費生活相談窓口(消費者センター)に相談してみましょう。

消費者センターというと買い物などのトラブルを相談するところというイメージが強いかと思いますが、消費生活全般を対象としていますので、賃貸物件で生じているトラブルの相談にも対応してもらえます。

無料で専門的なアドバイスを受けられるため、どのように対応すれば良いのかを知ることが出来ます。

国民生活センター

 消費者センターと似た役割として、独立行政法人である「国民生活センター」があります。こちらも生活に関する全般的な相談をすることができ、全国に窓口があるので利用してみて下さい。

こちらも利用料は無料となっており、電話相談や対面での相談(要予約)が可能です。

まとめ:賃貸の水漏れは備えあれば憂いなし!火災保険の特約と日頃の対策をしっかりと!

賃貸物件に住み水漏れのトラブルが発生してしまった場合、被害が広がりやすいため管理会社や業者などへの迅速な連絡が必要となります。

原因によって発生する費用の支払いも異なりますので、原因の特定は非常に重要となりますが、火災保険、特に特約に加入しているかどうかは大きなポイントとなります。

引越しで不動産と契約をする際には、大丈夫だと思わずにもしもの時にメリットの大きい特約について検討してみて下さい。

また、自分が加害者とならないよう、日頃から住んでいる部屋の設備の清掃や管理をしっかりと行うことも大切です。

こちらのサイトでは、他にも水漏れに関するさまざまなお悩みに対する対処法やコツ、水道業者の選びの注意点などのコラムを掲載しております。

また、清水配管工事は現在、富山県砺波市を拠点に配管工事や水漏れに関する問合せ、相談を受け付けております。お困りの際にはいつでもお気軽にご連絡くださいませ。